混沌の時代だ。米中貿易戦争は安全保障をめぐる戦略競争、グローバル覇権競争の性格を帯びている。地政学的に強大国に挟まれた周辺の中小国家は米国か中国かの選択を迫られるしかない。米中戦略競争の激化は、これまで韓国が推進してきた

「安米経中」
(安全保障は米国に、経済は中国に依存)や
「連米和中」
(米国と連合、中国と和睦)の戦略が難しくなる状況を意味する。この世界史的な転換期をどう眺めて、我々はどう打開すべきなのか。 

  米中戦略競争の勝敗はグローバル情勢を率いるリーダーシップ、国際ネットワーク力、技術革新能力などの面でどちらが優れているかによって決まるだろう。軍事力、経済力、科学技術力などの

「ハードパワー」
と文化力を意味する
「ソフトパワー」
は依然として重要だ。さらに最近、中国の形態を批判する概念で登場した
「シャープ(Sharp)パワー」
も考慮する必要がある。懐柔と脅迫、巧妙な世論操作などを通じて影響力を高める力だ。これを勘案しても客観的な国力の評価は依然として米国が中国より相当な優位であることは間違いない。にもかかわらず米国はなぜこのように中国の浮上に緊張し、恐れを感じているのだろうか。 

  米中戦略競争において最も重要なゲームチェンジャーはやはり技術革新戦争から出てくる可能性が高い。過去の世