サムスンディスプレイが月間12万枚規模の国内大型LCD(液晶表示装置)生産ラインの稼働を中断する。中国発のLCD供給過剰に米中貿易紛争までが重なり、世界的にテレビの需要が減少しているからだ。 

  業界によると、サムスンディスプレイは月間9万枚のLCDパネルを生産する忠清南道牙山(アサン)事業場の第8.5世代LCD生産ラインL8-1の稼働を今月中断する。またL8-2-1ラインも来月から月間生産量を3万枚減らす予定だ。国内で毎月生産していたLCDパネル約25万枚のうち半分近い物量の生産を中断するということだ。 

  サムスンディスプレイはこの空間に次世代ディスプレーの量子ドット(QD)OLED(有機発光ダイオード)パネル生産に向けた投資を検討しているが、また最終決定はしていないという。LGディスプレイも京畿道坡州(パジュ)の第8.5世代LCD生産ラインP8-2の稼働中断を検討している。 

  国内ディスプレー業界が相次いで稼働を停止するのはLCD価格が急落して損失が膨らんでいるからだ。市場調査機関IHSによると、7月の43インチLCDパネル平均販売価格は77ドルと、前年1月(106ドル)比で27%下落した。ディスプレー業界の

「脱LCD」
が予想より早く進行