今月9日午後、ソウル明洞(ミョンドン)のある化粧品店。入口には中国人が好きな赤色の看板に

「春節特価」
という呼び込みコピーが書かれていた。店のスタッフが休む間もなく大きな声で
「歓迎光臨!(
「いらっしゃいませ」
の中国語)」
と叫んでいたが、店に入る中国人観光客は1時間で1人もいなかった。3年間この店で働いているというスタッフのキムさん(25)は
「4~10日が中国最大の連休だという春節なのに、中国団体観光客の足が急に途絶えたようだ」
とし
「数十人が立ち寄ってカバン一杯に化粧品を爆買いしていく風景は春節連休の間一度も見られなかった」
と話した。 

  

「春節特需」
が“失踪”したも同然だ。いわゆる
「THAAD(高高度ミサイル防衛体系)」
寒波が相変わらず続いているからだ。中央日報が春節特需を享受してきた代表商圏である明洞の化粧品・衣料品店、両替所、飲食店など30カ所を7~10日に現場点検した結果、26カ所が
「春節特需はなかった」
と回答した。 

  春節は中国人観光客の推移をつかむことができるバロメーターだ。明洞のある飲食店店長のハンさん(48)は

「THAAD寒波の直撃を受けた昨年から春節特需は昔話になった」
とし
「夕方のピークタイムを除いて中国人観光客を目にするのは難しい」
と話した。トップ両替明洞本店のパ