NSA局長が公に警告 米国が、中国やロシア、北朝鮮によるサイバー攻撃の危険性について公の場で警告に乗り出した。 米国国家安全保障局(NSA)局長兼サイバー軍司令官を務めるポール・ナカソネ陸軍大将(写真)は9日(現地時間)、米国ワシントンで開かれた

「サイバー・ディフェンス・サミット2019」
の基調演説で
「米国の国防体系、とりわけ武器システムに対する外国のハッキングの試みが続いている」
として
「中国・ロシア・イランと共に北朝鮮ハッカーの動向を鋭意注視している」
ナカソネ局長は、具体的な事例は明らかにしなかったものの、韓国や日本で配備が始まったステルス機F35の運用情報を盗み取ろうとする試みなどがあるといわれている。 米国のセキュリティー企業
「ファイア・アイ」
の主催で開かれたこの日のイベントで、ナカソネ局長は
「ハッキングを通した世論操作の脅威には『非対称性』がある」
と強調した。米国や韓国など自由民主主義国では誤った情報も容易に流通し、混乱を生みかねないが、政府がニュースを統制する中国、北朝鮮などの国にはこうした問題がないのだ。ナカソネ局長は
「米国や同盟国の安全保障や経済はもちろん、民主主義すらハッキングの脅威を受けている」
と懸念した。 この日の行事では、こうした懸念を裏付ける警告が集中した。ファイア・アイ社のプリンシパル・アナリストを務めるル